平成最後の年、2019年を新たに迎え、今年、不動産投資の市場はどのようになるのでしょうか。


昨年末より世界同時株安の様相を呈して、東証の大納会でも3年ぶりと言う株価のマイナスで終わり、2019年早々、波乱の幕開けを予感させるかのようなスタートとなりました。


昨年起きたスルガ銀行の不正融資事件や、TATERUの預金データ改ざん問題など、なにかとネガティブな話題が多かった不動産投資業界ではありましたが、国内景気は未だ安定しており、2020年のオリンピックに向けて、まだまだ賃貸需要は拡大傾向にあります。


ただ、先般の不正事案に絡み、金融庁から各銀行宛に融資審査の厳格化を求めるよう通達が出されており、今までは借主が優良企業に勤めてさえいれば、多少自己資金が少なくても、2~3割程度のレバリッジを効かせられていましたが、今後は2割強の自己資金を入れることを条件とされるようです。


逆に言えば、今までは巷に溢れる不動産投資セミナーの門を叩けば、誰でも不動産投資に参入できたのが、これからは本当に自力のある人しか参加できない市場になったと言えるかと思います。


かのホリエモンは「不動産投資をする奴はバカだ」と言っていましたが、株や金売買や仮想通貨など、自分がそちらの投資能力に長けているのであれば、そちらを選べば良いとは思いますが、そうでないのであれば、不動産は現物である故の元本保証があるので、私はこちらをお勧めします。


但し、極端な過疎地や、軟弱地盤、ハザードマップに掛かっているエリアなどは、それには当たりませんので、事前に十分な下調べを行ってから購入を検討して下さい。


不動産企画部 山口